Words28.3 ― 2007/05/15 23:43
思いつく音はみんな右から左へと抜けていきます. あるいは, 抜けてくようにしないと次の音が浮かばない, といったほうがいいかもしれません. でも, 彼らはたまに重要なメッセージを残していくことがあるので, こうやってなるべく言葉として残していこうと思ってます. そのうち音になればいいんですが...
灰色の空から降った
つめたい雨が
若葉にそっと つぶやいた
私の涙が あなたを濡らす
あなたが 私の涙で濡れる
私はどうすれば ...
若葉は 答えた
雨よ、愛しい雨よ
私は あなたのその雫が
夜の闇に 広げた波紋を憶えている
その波紋が 虹色に光る蝶となり
私をとり囲んだのを 憶えている
雨よ、私はあなたの涙を
愛している
それは 何にもまして
美しいのだから
そして それは
私の涙でもあるのだから
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2011/06/05 更新. (12行目修正)

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